あけましておめでとうございます。
poolさんと一緒に卒業してしまったかのような写真日記でしたが
ひっそり更新してみます。
更新を休んでいる1年半は音楽は休止、仕事もセーブする毎日でした。
不器用かつ体力の無い人間にとって
何かひとつを頑張る為には、他のことを休む必要がどうしても出てきて
周囲に迷惑かけたり心配かけたり・・・。
でも、お陰様で今まであまり時間をかけて大事にしてこれなかったものを
みつめて、後で後悔しないように自分なりに頑張ることができました。
以前より、大切なことを大事にできるようになりました。とても感謝しています。
休止中、音楽的には、表に出ている音にちょっと疲れていたこともあり
音の無い「沈黙」の中に無限の音が充満している気配を感じているのが好きでした。
日常生活を送りながら、ずっと「無音」の気配をたどっていました。
表に出てしまった音は、そのあと消えるしかないですが
表に出る前の音の気配はそこかしこ、空間に充満していて
消えることなく、逆にとても力強く充実しているように感じました。
自分が音を出してその気配を感じられなくなるのが嫌で
ピアノも弾きたくありませんでした。
でも、結局そこに生身で行ける日は来ないと
ある日気が付きました・・・^^;
それで、一周まわったのか、今、過去の自分の楽曲や演奏を振り返って
懐かしく、可愛らしく、思えてきました。
ちょっと前までは恥ずかしくて直視できない心境でしたが・・・
無事に年をとったからでしょうかね。
ずっと「成長しないといけない」、と思っていて
もっと「成長」したらその時は夢をかなえたい、と思っていました。
でも、たぶんその日は来ないみたいなんです。
ピアノも、やっぱり下手なままです^^;
人の器は限られていますが、私は自分の小さいスケールが最近好きです。
自分にできることはただ、ありのまま気負わず、自分自身であることだけみたいです。
でも、それも外から自分をみられるようになるまで
様々な経験を積ませてもらったことではじめて、わかったように思うので、
それもまた、色々な機会をいただいた上での成長なのかもしれません。
なにひとつ中身は変わってないのですが・・・むしろ子供還りしていますし--;
家族と家庭を優先して暮らしていくというのはこれからも変わらないのですが、
今年は、小さい頃から自然と胸にあった
「みたことないものがみてみたい、きいたことないものをきいてみたい」
という単純な情熱を、無事外に表出させてあげられるように、日々チャレンジしてみます。
演奏などで表に出る機会はもしかしたら少ないかもですが。
2015年2月11日に、有田准子でアルバム(CD)を出します。
はた舎さんWEBサイト完成しました。
早10年のお付き合いの中で、撮りためた写真を使わせていただきました。
はた舎さんの清々しい空気が伝わりますように。
http://works128.net/hataya/
ハイペースに入り浸るシーズンもあれば、
すこしご無沙汰していても、あの場所にPoolさんがあって、
山本さんがいて、美味しいおそばがあって、ちょうど良い甘さのケーキがあって、
可憐にさりげなくお花が生けてあって、本は十分読めるくらいの
ほのぐらい暖かさがあると思うとそれだけで
どこか癒されて満足してしまうような・・・
自分にとって本当に貴重な場所がPoolさんでした。
気取り過ぎない自然なあの空気は他にないのです、
でも、満を持しての「ご卒業」ということで、本当におめでとうございます。
お店が閉店されても、私の中にはPoolさんに流れる時空間が
ずっと存在し続けることが確定しています。
なので、さみしくも不思議な気持ちです。
ご縁あって、長らく公私ともにお世話になった山本さんご夫妻のご好意で
営業の最終日である3月30日(土)の15:00より
記念の演奏をさせていただくことになりました。
あのギャラリーで自分が最後の「エキシビジョン」をすることになるとは、とても感慨深いです。
なんとか無事今日まで生きてこられて、こんな機会がいただけて幸せです。
2013年 3月30日(土) 15:00~
10年間ありがとう Pool Finalday ピアノコンサート
"soul playing in the space" JUNKO ARITA
cafe&Gallery Pool さんは長らく私の憩いの場所でした。たくさんの方に惜しまれつつも、3月末を持って「卒業」閉店されるPool さんの最後の営業日に、ギャラリーで記念演奏させていただきます。山本さんが日々作り続けていた、ここにしかない貴重な空気がとても好きでした。多くの作家さんの「魂の遊び」と溶け合ってきたギャラリー空間と、最後にもっと仲良くなれますように。
cafe&Gallery Poolさん紹介ページ http://www.works128.jp/fromkochi/s49.htm
(随分前に書いた文章で、なんかいろいろ若いです・・・)
有田准子おしらせHP http://works128.jp/arijun.htm
---------- 追記 ----------
演奏中の写真提供・・・さゆりちゃん 本当にありがとです!!
「saturation 飽和」 ・・・仁淀川での光の映像
3月30日、とても良いお天気のもと、長年のPoolさんファンの方を
はじめとするたくさんの皆さん
(カフェとギャラリーに設けた椅子が全部で40席くらいでしょうか)
と共に、Poolさんの最後の日を過ごすことができました。
最初の15分ほどは、ギャラリーの壁に映像を投影して、
Poolさんの10年間の響きを聴きながら音を出す試み(即興演奏)
をさせていただき、ライブではほとんど弾いたことがなかった
学生時代に作った「10years」はじめ「L.O.B.」などの自作曲、
最後には「ふるさと」を演奏させていただきました。
演奏が終わって、皆さんと様々なお話させてもらったあと、
機材を片付けながら最後のクリームブリュレ(大好物)を頂いてる時に、
一人時間差でめそめそ落涙しておりました。
聴いてくださった皆さんに心から感謝申し上げます。
音響を助けていただいた楽器堂オーパスさん、ありがとうございました。
山本さん、10年間本当にお疲れ様でした。
すばらしい時空間をありがとうございました。
これからの10年も、お2人にとって新しい充実した日々となりますように!
ご主人の設計事務所のHP 「乃亜建築設計事務所の記録」
http://www.noasekkei.net/
(ずっと以前に制作させていただきました。
今後もじわじわと更新予定です)
引っ越す前のご近所に住んでた「むうちゃん」 オッドアイのモフモフなおんなのこ。
星が丘アートヴィレッジの親子ねこ。これは5年くらい前。元気かなあ。
上から見たところ。
土佐久礼の海岸にいたはちわれちゃん。青柳さんの石像前
同じく久礼の大正市場の裏通り。おくつろぎ中。
のんびりした風情の漁師町、久礼は幸せそうな猫がいっぱい。
エーゲ海の島のよう。
久礼の写真が必要になって、昔の写真を散策していたら
懐かしい猫の写真がいっぱい出てきたので、少し載せてみました。
最近撮ってないけど、たまには猫撮影目的で久礼に行くかなあ。
ついでにハガキサイズのカレンダー作ってみました。
いらんでしょうけど、使えそうならどうぞ。。。
カレンダーの玉はこちらのデータを使わせていただきましたm(_ _)m .Too
我が家の元祖? 「こてつ」は7歳になりました。
某超!有名ねこブログさんのトラ柄ちゃんと
命名の動機は同じなんじゃないかなあ。
うちのこてちゅは高速道路ではなかったけども、
車相手に勝ってたくましく生きのびた強い子です。
最強の猫にあやかってとなれば、月の輪の雷蔵しかいません。
(関西周辺の昭和生まれしかわからないかな~)
名前を付けたときにはなかった、「月の輪」もあるんですよ・・・不思議です。
ふくちゃんは5歳。ナイスGUYです。
最近ついに、狭い我が家にキャットタワーなる巨大な贅沢品が来てしまいましたが
到着初日から予想をはるかに超えるテンションで
遊びまくってくれて、ホント、早く買ってあげれば良かったね。
ふくちゃんはものすごくいいヤツなんですよ。
人間だったらぜひ友達になりたい。
フレンドリーかつ面倒見のよいあっけらかんとした性格。
ふたりとも、長生きしておくれ。
去年の11月末ににゃんさんが旅立ちました。
なかなか、ここに書けなくて。。。
原因不明の大きな腫瘍がお腹にあったのですが、
それを持ったまま3年近くも普通に生活してくれて
お医者さんも「こんな子は今までみたことない」と言ってましたが、
それ以外にも、ほんに不思議なことがいっぱいあるにゃんさんでした。
煙になったのは、すぐにまた降りて戻ってきてくれそうな小雨降る日で
めんどくさがりのにゃんさんらしいなあ、と思いました。
うちにあった色んな穢れとか、知らずのうちに吸い取って、
お腹にしまっててくれたんじゃないかなあ(泣)
人間のような感受性を持ったところがあったし、
私の心理状態が長らく変動相場制だった影響も
たぶん受けてただろうなあ。
にゃんさんが我が家に来てくれなかったら、
今の生活とまったく違ったものになっていたのは確実だし、
仕事も、音楽も、何も始まってなかった気がする。
そのくらい、一緒にいる日々が貴重でした。
あらためて、ありがとうにゃんさん。
高知に来る前は、福島に住んでいました。
その3年弱のあいだに、虹を何回見たことでしょう。
多い時は、週に2~3回もはっきりした虹が出ることがあって
あんまり綺麗で、しょっちゅう仕事の手が止まってました。 盆地の福島市は山からの風が強くて、
青空にはよく、不思議な形の積雲が出没していました。 通勤途中にだたっぴろい空が見えるお気に入りの場所があって、
時間ある時はそこに車をとめて、窓開けてシート倒して
のんびりするのが好きでした。 よくドライブに行った浜通りにある
原発のことは、地震があるたびに
大丈夫なのかな、と頭をよぎっていた存在でした。 大地震、津波、原発・・・
考えられる中で最悪の事態が現実になった日、
友人たちの無事を願いながらニュースに釘付けになる他はなく・・・
テレビの画面から見える現地の光景は、悪夢をも超えていました。
街ごと海にのみこまれてしまった方々の一人ひとりに
日常の暮らしがあって、想いが、人生の喜びや悲しみが、歴史が、存在していたはずで・・・
私のような色々考えこんで、動く前にエネルギー不足になってしまいがちな
人間は、大事があったとき行動が致命的に遅いけれど
もし行動するエネルギーがたくさんあったとしても
微々たる募金や物を送った以外に、何か役立つことが
自分にできたかどうかは・・・わからないです。 恥ずかしいことですが、日常の中で
現地のことを絶対に忘れないでいることしか
この2ヶ月、できていないです。 前回の更新のあと、冬のMISOLAライブの直前に
三毛猫のたまちゃんが白血病の急変で亡くなりました。
もっと色々してあげられなかっただろうかと
後悔することばかりでしたが、
たまちゃん自身は最後までキラキラとした目で
文句ひとつ言わず立派に天寿を全うして
その姿で私たちに、膨大な量の大事な情報を伝えてくれて
明るく晴れ渡った秋空のもと、煙となって旅立っていきました。 その日は怖いくらい深い色の美しい夕焼けのあと、
しし座流星群がたくさんの流れ星を降らせていました。長い間、ほったらかしにしながらも、
読んでくださる方がいらして本当に感謝です。
ありがとうございます。
Maukie ヤマトくんです
遊んでやってください。
ヨロシクです。