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☆祝☆2回目〜本日のマイペースでお話し中〜
二回目の登場!桃色うさぎです。
こんにちは、再び登場のオクリウサギです。
 第回目は、『扉をたたく人』
オクリのお勧めということなので、まずはオクリからどうぞ〜
 じゃあいくよ。この映画はアメリカを舞台にした、移民問題がテーマなんだよ。主人公は白人の大学教授。その人の家に手違いで移民のカップルが入居してたところから始まるんだ。ストーリーの詳細は省くけど、移民の男の人がたたくジャンベという打楽器が重要なところ。その楽器に触れていくと、人種や偏見なんかを超えた人間同士のつながりがみえてくるんだ。
 主人公もかなり癖のあるおじさんだけど、少しずつ柔和な方へと変わりつつあった。そこへ、問題が発生する。最初に言った移民問題。自分の力では限界で、どうしようもない力がはたらいて、彼らに助けようがないことを思い知らされるんだ。
へえ〜〜今回はオクリは冷静ね。
 この映画はハリウッド大作とは違って、全体的に抑えた雰囲気を感じたんだよね。何ていうか・・・湧き上がる怒りや悲しみが静かに押し寄せてくるんだよ。特に、あの他人に無関心な主人公が声を荒げて役人に訴えるシーンは、もどかしさを感じたよ。
 私たちは傍観者でいいの?今のやり方はおかしくないか??アメリカ人は今一度団結して、理不尽に立ち向かうべきだろっていうメッセージを感じたなあ。
 無力感よりも背中を押されたんだよ、私はね。この雰囲気は好き。もしも熱血すぎたり、きれいにまとめてしまうと何も残らない作品になってしまうから。
 君にも伝わるものがあってうれしいねえ。ちなみに自分はしばし呆然となった。
 言いたいことはいっぱいあるんだよ。結局は従うしかないなんて、ちっとも自由じゃないんだ。主人公が地下鉄のホームでジャンベを一心不乱にたたくシーンは、アメリカに対してのせめてもの抵抗なんだよ。
 特にアメリカは9.11テロ以来、移民に対して敏感になっている。必要以上に他者を排除するのは愚の骨頂!!みんなが犯罪者ではない。彼らは母国だと暮らしていけないとか、さまざまな事情を抱えたり、それこそアメリカンドリームを夢見てやってきている。その中で、かなり貧しい生活を送る反面、大金を稼ぐために堅気じゃないことに手を染める人がいるのも事実。日本だって他人事ではないよ。
 けどね、一言言わせて…自分が言えた義理じゃあないんだよ。ただね、みんな自分自身を愛してほしいんだよ!!
 おおお・・・落ち着いてね、オクリ。やや脱線しつつあるかも。
君の言いたいことはよーくわかった。ジャンベってさ、アメリカの楽器じゃないんだよね。つまり、アメリカの地下鉄のホームで、ジャンベをたたく白人の主人公どんな民族でも自由に行き来できる時代の固い扉(自由への夢の扉)をたたくひとに例えた映画じゃないの?
まさにそれだ!!そうそう、それが言いたかったんだよね。フォローがうまいね〜
そりゃどうも。でもこれは私の感想ですから。次回はオクリのまとまりのない感想をメッタ切りにするのもありですね〜
 ではまた次回にお会いしましょう☆
うわ、こわい… 次回はお手柔らかに…