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すぎなくなった日曜日、みなさんこんにちは。この先もずーっとダイエットを続ける予定のオクリウサギです。 |
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前日の夜にフェイスパックをして、肌が生き返った桃色うさぎさんですよ。 |
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さてさて、今日は悲しいラブストーリー、「エレジー」のご紹介。主人公は中年の大学教授。そして、30歳も年下の大学生との出会い、別れ、事情が違ってしまった再会。最初に言っとくけど、これは官能映画ではありませんよ!自分の人生を送ったデヴィッド教授が、これまでの人生に問いかける年齢に達したとき、若く美しい学生のコンスエラが現れる。二人は、頭の中では割り切った関係を求めていこうとしたけれども、デヴィッドは彼女の若く均整のとれた体にはまり込み、若さと知性を併せもった彼女に嫉妬するんだ。みっともないくらいだけれども、デヴィッドのもつ人間臭さが最もよく表れている。
一方のコンスエラは、普通に男性を好きになる感覚で、年齢差など気にも留めないようだ。ただ、成熟しているから、おじさんと話しても軽薄さは全くない。絵画や本に詳しく、しなやかな物腰や、挑発的でエキゾチックなまなざしに打ち抜かれそうになったよ。 |
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タイトルの意味は、悲歌・哀歌らしいからね。
この二人が海辺を散歩してても、近所を歩いてても、周りから浮いてないね。不倫のような背徳感がなく、恋人同士。でもコンスエラはデヴィッドに言ったよね。「嫉妬心や独占欲は何の証明にもならない」と。
自分に正直な欲望は、自分の怒りや必要以上の悲しみを生み出し、好きな人を困らせたり惑わせたりするんだろうね。ここがとても難しい。みんなそこにぶち当たったとき、感情的になり、別離の道を選んだり、あたかもそれはないものとして(気にしているのに)触れるのを恐れたり、都合よく忘れようとしたりしてしまう。
おかしいよね、好きな人と一緒にいる時間は幸せだけれども、一人で嫉妬に狂った日なんかは、落ち着かない。野性的過ぎてね。感情むき出しですからね。だからといって相手を決して籠の鳥のように扱ってはいけない。好きだから、悪いことを予想したりするけれども、それを一過性のものとして、付き合っていきたいね。デヴィッドも少し考えすぎてしまって、その人のことで体全体が満たされすぎてしまっているのかもしれない。そして、ちょっとでも不安になりそうなら、所有することで落ち着かせてしまっていると。 |
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今のオクリ自身は、心から愛した人は、触れられなくなってから、愛情を注ぐんだと考える。寄り添って、触れあってるときはこの上ない喜びに包まれる。もう二度と現れないかもしれない魅力的な人ほど、年を追うごとに増えるシワのように深く刻み込まれていく。
そして二人の再会。コンスエラは乳癌に冒されてて、余命もそう長くはない。弱気で、これまで生きた時間に罪悪感をもち、ねじれつつある彼女。手術や、心から愛する人とともに歩むことはないと悟っている彼女。デヴィッドは優しく傍にいてくれると思う。
人間には寿命があるから、悲しい知らせを立て続けに受け取る時期がやってくる。主人公の長年の友人も、彼の愚痴をたくさん聞いてあげながら、亡くなってしまう。今回は訳が違う。彼女(コンスエラ)を見送らなければならないかもしれない。彼女に語りかけるデヴィッドは、もしかすると、自分もいつかはやってくる死の前に、自分に言い残したい言葉があるんじゃないだろうか。 |
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死ぬ前に残しておきたい言葉や形あるものは、それぞれ持っているだろうね。コンスエラはデヴィッドに裸の写真を撮らせたのも、今後のことを見越したうえで、お願いしたはず。良い時も悪い時にも甘えたり泣いたりできる、そんな関係を築けるのは、いとも簡単にはできない。
この映画の世界はね、スピッツの「ガーベラ」って曲に似てる!観終わった後、真っ先に浮かんだわよ!!
脱線はここまでにして、妥協や利点で見つけた関係はたかがしれてるわよね。くどいようだけど、遠慮しすぎない・干渉しすぎない・安心できるのがお互いにとって幸せよね。何年かかってもいいから、それがわかる相手がベストよね。いいわよ、年上〜☆ |
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うん、今回はいろんなDVD借りてて、いきなりいい作品に出逢ったから、急きょ評論会を開いたんだよね。あと4本あるけど、久しぶりにグッとくるのに当たったね! |
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当たったじゃなくて、ただ単に金欠だったからレンタルできなかっただけじゃないかしらねえ? |
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またチクチクと言うんだから〜〜!!ほら、この映画で言ってたじゃない、「人生は、常に驚きを秘めている」ってね。せっかく二人でまったり話せたと思ったら、なんたる仕打ち・・・・。余韻もあったもんじゃないよ? |
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私は毎日考え込む時間が多い人生はまっぴらなの!それにメリハリついていいじゃない?余韻を引きずったまま月曜日を迎えるのだけは避けたいの!!! |
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はあ・・・・・・
桃さん相変わらずハッキリ言い過ぎ・・・・ |